Sponsored Links

寸志(すんし)とボーナスの違いってどういった違いがあるのか?

また寸志を会社側が手渡しで渡す理由や、手渡しか口座に振り込むのかをどういった基準でやっているのかについても書いてみました。

また寸志が手渡しの場合、結婚している人はトラブルの元になりやすかったりするので、軽く触れています。

【PR】■□ 年収1000万円以上の会員制転職・求人情報サイト ビズリーチ □■

Sponsored Links

寸志とボーナスの違いとは?

まず寸志もボーナスも基本は同じ賞与です。一般的には以下のような形で使い分けされています(明確な決まりではありません)。

寸志…ボーナス受給資格のない社員・アルバイトやパートに支払われる少額の賞与 
ボーナス…ボーナス受給資格を満たした社員に支払われる給料数か月分かの賞与

寸志とボーナスの違い

↑こんな感じのイメージでしょうか笑…

もちろん、会社が儲かっているかどうかというのがなんだかんだ一番のポイントです。会社が儲かっていないと、ボーナスの受給資格のある社員でも寸志の支給になります。

寸志は薄謝(はくしゃ)とも言い、賞与の時期関係なく送別会などでも渡される少額のお金のことも同様に寸志といいます。

寸志が手渡しが多い理由

また寸志と呼ばれる賞与が手渡しが多い理由としては、会社側に賞与分の銀行の振込手数料がかかるからです。

経理をやっている方なら分かると思いますが、会社が給与・賞与を社員の口座に振り込む時には振込み手数料がかかっていて、それを会社が負担しています。

ボーナス満額支払うだけの状況でもないけど、会社側が少額の賞与(寸志)でも社員やアルバイトやパートに支払いたい場合、少額の賞与にさらに振込手数料が余計にかかるので、手渡しをしているわけです。

寸志の金額によって手渡しか振り込みかは変わる

銀行によって手数料はまちまちですが、例えば3万以上の給与・賞与振込みで振込手数料が発生する銀行の場合、会社が寸志を5万円社員に支給するとなると、口座振り込みよりも手渡しのほうが手数料がかからなくなります(3万未満だと給与・賞与の振込み手数料無料とかは多いです)。

銀行への振込手数料って従業員数が多いととてつもない金額になるので、ある程度の少額な賞与(寸志)であれば、手渡しが多いのです。

私が2社目にいた会社は中小零細だったので、会社指定の銀行の支店が違う給与口座にしていても、自分で給与・賞与の振込手数料を負担しなければいけませんでした(300円ほどでしたが、小さい会社だとこういったこともあります)。

Sponsored Links

寸志の金額の相場はあるのか?

ちなみに寸志の金額の相場というのは、その会社のボーナス満額と比較して相対的な少額の賞与なので絶対値はありませんが、少し歯切れのよくない言い方ですが、概ね10万未満の賞与が寸志の相場でしょうか。

ですが、額面の給与が仮に月30万で満額3か月分のボーナス90万程もらっていた人が、会社の業績不振などで、ボーナス支給額が0.5か月分で15万になっても寸志と言う人もいます。

私は初めて転職した会社で賞与が給与1か月分出たときに、初めてボーナスをもらった!というような感じで隠れて喜びに浸っていました(前の会社は1年目は定額の5万、2年目はちょうどリーマンショックと重なって、寸志として夏冬で2万ずつでした)。

その時の会社の同僚は、寸志じゃねーかぁ雀の涙的なことを言っていたので、寸志の相場はあくまでもその会社のボーナス満額と比較して、どの位の割合の金額かどうかというのが言えますね。

寸志を手渡しでもらう場合はトラブルの元?

で寸志の場合手渡しでも、明細は発行されるわけですが(社長や役員などのお偉いさんからのポケットマネーは別)、手渡しでもらったことを奥さんに黙っている旦那さんも多いですよね。

  • 寸志が毎月の給与明細に載る会社
  • 寸志用の明細が発行される会社

奥さんに黙っていて、一番夫婦間でトラブルになるのが、給与明細に載る寸志です(大体手渡しでもらった翌月の明細に記載されることが多いです)。

働いていると案外給与明細って、ベースアップの時期(4月)ぐらいしか見なくなるので、そのまま給与明細を見ずにお嫁さんに寸志をもらったことがばれる先輩を何人も見てきました笑。

なので、手渡しでもらってもまずは黙って使わずに、給与明細に寸志の金額がオンされるのかor別明細かを確認してから使ったほうが男性の方はいいかもしれません(源泉徴収を確認すれば分かることではありますが、そこまで鋭い奥さんを知りません…)

まとめ

  • 寸志とボーナスの違いは同じ賞与だが、単純に金額の違い
  • 寸志の相場は大体¥10万未満
  • 寸志が手渡しの場合、黙っていても源泉徴収でばれる

寸志は、のし袋の蝶結びで渡されますが、多少寸志のネガティブなイメージもあるので、結び切りのほうがいいんじゃないかなぁと個人的には思ってしまいます笑。

※蝶結びは何回あってもいいこと、結び切りは一度きりであったほうがいいこと。

ただよく考えると、結び切りにしてしまうと寸志さえも二度ともらえなくなるという意味でも捉えられなくもないので、やはり蝶結びのほうがいいのかもしれませんね笑。

Sponsored Links