サラリーマンの電車での通勤時間の平均ってどのくらいのモノなのでしょうか?
大都市圏や都心や地方によっては違うと思いますが色々と調べてみました。これから転職する方や新入社員で入社する方は参考になるかと思います。
また経験者として長い通勤時間のメリットとデメリットにも触れています。
通勤時間の平均は電車通勤だとどのくらい?
まず通勤時間の平均は、電車通勤だと約1時間(58分)程度です。
首都圏の電車での通勤時間のデータ
このデータは不動産のアットホームさんの2014年に出した通勤の実態調査よりデータを抜粋しました。(PDF)
東京を含む他3県のデータです。
通勤時間(分) | 割合位(%) |
---|---|
0~9分 | 0.9% |
10~19分 | 3.4% |
20~29分 | 3.8% |
30~39分 | 8.9% |
40~49分 | 13.9% |
50~59分 | 14.9% |
60~69分 | 20.6% |
70~79分 | 13.0% |
80~89分 | 4.5% |
90~99分 | 9.8% |
100~109分 | 2.4% |
110~119分 | 1.0% |
120分以上 | 2.9% |
※このデータはドアtoドアの時間で、実際の電車に乗っている時間ではありません。
表を見ると、1時間以上の人がかなり多いのが分かると思います。
- ドアtoドアとは?
- 実際の電車に乗っている時間ではなく、家の玄関から会社の入り口までのことを指す。稀にですが、面接などでドアtoドアで通勤時間はどの位ですか?と聞かれることもあります。読みはドアトゥドア。
地方の人からすると首都圏の通勤時間は異常
ただ↑の表で出ているデータはあくまでも首都圏の通勤時間なので、他の県では参考になりません。
参考程度ですが、総務省統計局が出した大都市圏の通勤時間のデータ(PDF)があります(電車通勤以外の車なども含まれます)。
男 | 女 | |
---|---|---|
全国 | 66分 | 30分 |
札幌 | 34.8分 | 29.4分 |
仙台 | 63.6分 | 30.6分 |
関東 | 79.2分 | 62.4分 |
新潟 | 28.8分 | 22.8分 |
静岡・浜松 | 33.6分 | 25.2分 |
中京 | 64.8分 | 27分 |
近畿 | 70.8分 | 32.4分 |
岡山 | 35.4分 | 30.6分 |
広島 | 60.6分 | 31.8分 |
北九州・福岡 | 60.6分 | 28.8分 |
10大都市圏外 | 30.6分 | 23.4分 |
こうやって見ると、関東がやはりとんでもなく平均が高いのが分かりますね。
私自身は都内に住んでいた頃(関西からの単身赴任扱い)、電車を使って約30分ほどの通勤時間でしたが、会社の同僚の多くは埼玉付近に住んでいたので、大体通勤時間は1時間程度だったと思います。
電車の通勤時間の理想と限界はどのくらい?
では電車での通勤時間はどのくらいの時間が理想なのでしょうか?
ちなみに首都圏の電車通勤の方々の理想は、こんな感じのようです。※前述のアットホームさんのデータより抜粋。
現実 | 理想 | 限界 | |
---|---|---|---|
時間(平均) | 1時間 | 34分 | 1時間28分 |
こういった平均があるので、これから転職されるかたや新卒社会人の方は参考になるかもしれません。
特に私の場合は初めての転職で関西に戻ってからは、京都-大阪間を1時間半ほど通勤に時間が掛けていました。正直、都内での30分ほどの通勤と比較するとつらかったですね。
通勤時間が長い人はさらに長くなる?
加えてですが、通勤時間が長くなると、天気が荒れた時などの電車の遅延などを計算して、通常の通勤時間よりも早く家を出なければならないことが多いです(私自身がそうでした)。
普段、通勤30分ほどの人と比べると負担が全然違いますよね。
ですので、これから勤務先より遠目の場所へ引越しを検討している方などは、額面の通勤時間だとか駅から近いのか?も含め使用する路線が路線トラブルに巻き込まれる頻度なども併せて調べておいたほうがいいですね。
地下鉄1本など地下通路を通る路線などであれば特に問題ないですが、特に地上を通る路線を通勤の足に使う場合は、通勤時間が長いと色々大変です。
電車での通勤時間が長い場合のメリットとデメリット
とは言っても、私自身が電車での通勤時間1時間半だった時に、すべて嫌だったということはなく、それなりにメリットもありました。
メリット
メリットを挙げれば…
- 座れると睡眠時間が電車内で確保できる
- 停車駅で美味しい飯屋が見つけられる可能性がある
- 読書や勉強の時間にあてられる等…
停車駅で美味しい飯屋が見つけられる可能性がある
例えば、特急などで通うと大きい駅に止まる列車なら、大抵美味しい店が駅近くにあることが多いです。
定期券なので、お金もかからないので良いですね。
読書や勉強の時間にあてられる
また、通勤時間が長ければ、読書や勉強の時間にあてられたりもしますよね。
こういった長い時間を利用して、資格の勉強をしたりするのも良いでしょう。
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最近では↑の資格講座のサービスのように、スマホの動画で資格の勉強ができるので便利ですよね。
デメリット
ついでにデメリットも。※もちろん遅延の時のダメージが大きいのもデメリットの一つです。
- 座れないとキツイ
- 特急などで1駅ごとの間隔が長いとトイレが出来ない
- 近くにニオイがキツイ方がいると結構しんどい
近くにニオイがキツイ方がいると結構しんどい
人のニオイは結耐えられないもんです。私はこれで何度も途中下車しようと思ったことか汗。
ただこれはどうにもできないことなので、ある程度電車での長時間出勤で覚悟すべき点です。
もしそういった人に遭遇した時は、フリスクなど食べると結構楽になります笑。
まとめ
- 電車での通勤時間の平均は58分(首都圏データ)。ほぼ大都市圏も同じ。
- 引っ越しなどの場合、通勤経路の路線が悪天候時に止まりやすいか?チェックしておく。
- 案外通勤時間が長いのも悪くない。
私も仕事が営業職だったので、長時間の通勤を余儀なくされ座れなかった場合などは結構きつかったですが、最終的には立って寝れるようになりました。
まぁさすがにそこまでは技を取得しなくてもいいですが、とりあえず仕事の兼ね合いで通勤時間を減らしたいのであれば、多少家賃が高くても都心近くのほうが楽です。