足の裏の皮や指や踵がむける原因は色々あります。主によく言われるのは水虫ですが、それだけが原因ではありません。
ただ足の皮がむけたままだと放っておくと水虫になるリスクも稀にですがあります。
とりあえず足の皮がむけたら皮膚科に行ったほうがいいですが、参考にしてきただければと思います。
足の裏の皮、指、踵(かかと)がむける原因は水虫だけではない?
まず足の裏の皮や指(もしくは指の間)そして踵などの皮がむける一番の原因は水虫です。
分かりやすい水虫の症状としては皮剥けと一緒に痒(かゆ)みが起こります。
ただ水虫以外にも足の皮(裏や指、踵含め)がむけるのは、色々な原因が考えられます。
- 汗疱
- 乾皮症
- 痒みや痛みがないなら
汗疱
まず一つ目は汗疱(かんぽう)と言って、汗のかきやすい夏の時期に起こる症状です。
原因は分かっていないのですが、症状としては水泡(すいほう)という数ミリの大きさの水ぶくれのようなものがぶつぶつでき、痒みや痛みがある場合があります。
水泡がつぶれるとそこから皮がはがれていきます。
足に限らず手にもなります。ちなみに私の場合は夏になると手汗で掌の膨らんだところに水泡ができるところがあり、痒いです。
ステロイド軟膏のアンテベートを処方してもらったことがあります。また夏に限らず多汗症の方は冬でもなることもあります。
乾皮症
そして二つ目は乾皮症(かんぴしょう)と言い、比較的30歳以上の方がなりやすい症状です。
皮脂が足りない状態でなるもので、皮がむけるというよりかは、乾皮症は粉が吹くような皮のむけかたをします。
季節は乾燥する秋口から冬にかけてなりやすいものです。
汗疱と同様にステロイド軟膏を処方してもらう形になります。しかし乾燥が原因なので保湿剤を混ぜたものが処方されます。
痒みや痛みがないなら
また足の皮がむけることによって痒みや痛みがないようなら、ただの皮の(角質)の生まれ変わりです。
比較的10代や20代の人には多いので、足の皮がむけたからって水虫や汗疱そして乾皮症と決めつけなくてもいいです。
特に私の場合、太りだしてから夜に運動(ウォーキング)を始めたときに、しばらく経つと足の裏の皮がむけだしました。
人によっては、体の新陳代謝が良くなると足の皮がむけやすくなる人がいるそうです。
足の裏の皮がむける原因は水虫でなくても水虫に発展する場合もある?
ただ足の裏の皮などがむけたときに痒みや痛みがなくても気を付けなければ、水虫に発展することもあります。
- 皮をむいてごしごし洗わない
- 石鹸をしっかりと洗い流す
- お風呂上がりに熱風で乾かさない
皮をむいてごしごし洗わない
一つ目は皮をむいてお風呂でごしごし洗わないことです。お風呂で皮は面白いほど剥けてしまうため、必要以上皮をむいてしまうために肌に傷がついてしまう可能性があります。
その為、特に指の間の皮がむけているときに皮剥きをごしごししてしまうと、そこから雑菌(白癬菌…水虫の菌)が入ってしまうため水虫になりやすくなります。
仮にごしごし洗ってしまった場合、オロナインなどを塗ったりすると効果があります。※後述していますが、できるだけ皮膚科に行ったほうがベターです。
石鹸をしっかりと洗い流す
二つ目は石鹸をしっかりと洗い流すことです。特に香料が入っている石鹸やボディーソープなどに入っている保湿成分や香料などは水虫の菌である白癬菌(はくせんきん)の大好物です。
仮にそういった成分が残っていたりすると白癬菌が繁殖しやすくなります。
ですので、もし皮がむけている状態で足を洗う場合は、しっかりと石鹸またはボディーソープを洗い流す必要があります。
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もし水虫対策で予防をしたいなら、水虫専用の石鹸が売られています。
お風呂上がりに熱風で乾かさない
そして三つ目はお風呂上がりに熱風のドライヤーなどで足を乾かさないことです。
白癬菌は高温多湿を好むので、ドライヤーの熱風を浴びると繁殖しやすくなります。その為、お風呂上りはしっかりと水分を拭き取って乾かすなら普通の温度のドライヤーで乾かすか自然乾燥が良いですね。
もちろん挙げた3つは以下のような白癬菌にかかるリスクがある人向けの水虫予防策となります。
- 不特定多数の人が履くスリッパなどを穿く機会がある
- 家族などに水虫になっている人がいる等
なので足の皮が剥けたからといって、水虫になるというわけでなく、多少リスクがある程度に思っておけばいいでしょう。
足の裏の皮がむける症状が出たら気を付けるべき2つのこと
またとりあえず水虫ではなく、とりあえず足の皮が剥けたら
- 市販の薬を塗る前に皮膚科に行くべき
- 同じ靴を2日連続穿かない(特に注意)
薬を塗る前に皮膚科に行くべき
先程も述べていますが、もし皮をむいてごしごしして傷がついてもオロナインなどを塗っておけば多少は効果があります。
それでもなるべくは皮膚科に行ってしまたほうがいいです。というのも汗疱だった場合に勘違いして、市販の保湿剤を塗って症状を悪化させる人が稀にいます。
上でも述べていますが、汗疱の場合はステロイド軟膏が一番効果があります。必ず処方してもらいましょう。
同じ靴を2日連続穿かない(特に注意)
また足の皮がむけるとその分、皮膚の弱い部分が露出してしまうため靴下を履いていても傷がつきやすくなります。
その為、毎日同じ靴を履いているとその小さな傷から雑菌が入りやすくなり先程も言ったように水虫になりやすかったりします。また汗疱になっているときにも良くありません。特に梅雨の時期や悪天候の日に続けて同じ靴は結構危ないです。
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また男性限定ではありますが以下の記事では雨の日用の通気性のある靴について書いています。参考になればと思います。
まとめ
- 足の裏の皮(指や踵)がむける原因は水虫、汗疱、乾皮症、肌の生まれ代わりのどれか
- 足の裏の皮がむけた場合水虫に発展する可能性もある
- 足の裏の皮がむけたらとりあえず皮膚科へ、そしてなるべく同じ靴を毎日履かない
ごく稀にですが、足が汗でふやけて足の裏の皮がむける方もいるそうです。
でもそういった方も、水虫のリスクがあるので気を付けなければなりませんね。