ビジネススーツや結婚式などのフォーマルの場で挿すポケットチーフの色の合わせ方について基本的なことから、応用的なところまで書いてみました。
また比較的万能に使える色柄のポケットチーフについても紹介しているので参考になればと思います。
ポケットチーフの色の合わせ方の基本とは?
とりあえずまずはポケットチーフの色の合わせ方として、以下の2種類のシーンでポケットチーフの色の合わせ方の基本があります。
- 結婚式などのフォーマル(冠婚葬祭)な場での色の合わせ方
- スーツやジャケットに合わせるビジネスやカジュアルな場合の色の合わせ方
ポケットチーフの色の合わせ方、結婚式などのフォーマルな場面では色と素材が大事?
まずは結婚式などでゲストで呼ばれる場合であれば、色ももちろん大事なのですが、以下のような形がフォーマルでのポケットチーフの基本なので覚えておくといいでしょう。
- 色…白
- 素材…リネン(麻)
- 折り方…TVホールドorスリーピークス
仮に目上の方や仕事関係・取引先などの方の結婚式などであれば、↑のように白の麻素材のポケットチーフが色の合わせ方としては無難です。
ちなみにポケットチーフの折り方については↑の記事でも書いているので参考にしていただければともいます。
フォーマルといっても葬式は少し事情が違う?
またフォーマルといっても葬式などではポケットチーフの事情は少し違います。
色がどうこういうよりもポケットチーフそのものを葬式では挿さないほうがベターな場合があります。
一般的なフォーマルのドレスコード(服装様式)では葬式の際のポケットチーフは色は白の素材がリネンのTVホールドで問題ないのですが、ポケットチーフ=華美なモノ(オシャレをするもの)のような認識を持っている方々が日本ではある一定数おられます(特にご年配の方々)。ですので、そういったことにうるさそうな親戚の方などがいる場合は、ポケットチーフは葬式ではしないほうがベターです。
話は戻りますが、友人の結婚式や結婚式の2次会などの多少くだけた形の装いがOKであればポケットチーフの色・素材・折り方などは比較的自由ですし、ビジネスやカジュアルでの装いと何ら変わりありません。
スーツやジャケットに合わせるビジネスやカジュアルな場合の色の合わせ方
そして次にビジネスシーンでのスーツや、クールビズ・ウォームビズでのビジネスカジュアル、普段のカジュアルな場面で使えるポケットチーフの色の合わせ方について説明していきます。
基本的には以下の4パターンですね。
- シャツの色と同系色を使うor色を拾う
- ネクタイの色と同系色を使うor色を拾う
- ネクタイの柄orシャツの柄と少し変える
- まったく違う色を入れるor補色を入れる
※多分、4パターンほどポケットチーフの色の合わせ方を理解すればOKだと思います。↓でも後述していますが、この他にも上級テクニックはあります。
シャツの色と同系色を使うor色を拾う
まず一番分かりやすいのが、シャツの色をポケットチーフの色に使うのが最もポピュラーな合わせ方です。
分かりにくいかもしれませんが、↑の画像右側は無地のシャツに対して、同系色の柄物のポケットチーフを合わせるテクニックもあります。
ネクタイの色と同系色を使うor色を拾う
そして2つ目がネクタイの柄に使われている色をポケットチーフに使うです。右側のレジメンタルストライプのネクタイのピンクをポケットチーフの色として拾っています。
シャツの色を使うのと同様に、少し柄が混ざったポケットチーフのほうが小慣れた感じになります。
ネクタイの柄orシャツの柄と少し変える、まったく違う色を入れるor補色を入れる
そして3つ目と4つ目は少し中級者向けです。まず左の場合はネクタイの細かい柄、ポケットチーフを大き目の柄を使うことによって対象的に見せています。
そして右側はわざと色を外すテクニックです。基本的にはネクタイorシャツの補色のポケットチーフの色で合わせる個人的にも難しいテクニックです。
NGなポケットチーフの色などの合わせ方
また少しNGな色の合わせ方もあります。色の合わせ方というよりかはネクタイの共地やシャツの共地で作られているモノ一緒にを合わせないことです。
悪い例としては↓のような感じですね(ネクタイとチーフが共地)。
無地同士ならありですが、柄物で合わせるのはNGですね。びっくりしたのは最近では、ネクタイ・ポケットチーフ・カフリンクスの3点セットで売られているものがよくあります。
もちろん、それぞれを単品で個別で使うのは問題ありません。
ポケットチーフの色の合わせ方がめんどくさい人向け!簡単におしゃれにできる万能な色柄とは?
ただ私もそうですが、述べてきたように毎日色合わせするのは少しめんどくさいところです。
ですので、そこまで色味などを気にせずにポケットチーフをオシャレに挿したい人向けの色柄もあります。
万能なポケットチーフの柄
ペイズリー
まずはペイズリー柄です。
色々な色が拾えるので、合わせやすいのが特徴です。比較的どういったネクタイ、シャツの色柄にも合わせることが出来ます。
千鳥格子などの細かい柄
そしてもう一つは千鳥格子などの細かい柄のポケットチーフです。
細かい柄のポケットチーフは、ネクタイが大きい柄でも、無地でも合わせやすいのが特徴です。
ペイズリー・細かい柄のポケットチーフに共通して言えるのは、色としてはブルー系やパープル系(厳密にはレッド)をどちらか一つを持っておくと非常に重宝します。
個人的に万能と思っているポケットチーフ
また個人的に万能で使えるポケットチーフもあります。↓の感じのようにリネン素材の縁がカラーパイピングされたポケットチーフです。
フォーマルなTVホールドでもパイピングで少しカジュアルなテイストにもなります。
お得な3色セット!爽やかなブルー系パイピング リネンチーフ イタリア リニフィッチオ社製糸 日本製
色も白と黒の組み合わせの他にもあり、デザイン的にもうるさくないのでおすすめです。
ポケットチーフの色の合わせ方の上級編
またさらにポケットチーフの合わせ方にもさらに上級があり(勝手に言ってるだけです)、以下のように色合わせをしている人もいます。
- 時計のベルトの色と合わせる
- 靴の色と合わせる
- スラックスのベルトの色と合わせる
- 靴下の色と合わせる
例えば、時計のベルトがライトブラウン、靴がブラウン、ポケットチーフはベージュなどといった形で、人によってはそれぞれのアイテムを色をグラデーションさせたりする人もいます。
彼女と妻でポケットチーフの色を合わせる?
また彼女や奥さんの服の色とポケットチーフで合わせたりする場合があります。
例えば、彼女や奥さんがピンク色のドレスを着ているなら、赤系のポケットチーフで合わせたりなどです。
よく海外セレブのパーティでのスーツ姿を雑誌やテレビで見ていると、そういった合わせ方をしていることが結構多く見かけます。
一応、日本の方でもそういった形で合わせている人も稀にいます。
まとめ
- ポケットチーフの色はフォーマルでは色は白(素材は麻・折り方はTVホールドorスリーピークス)
- ビジネススーツやカジュアルジャケットでポケットチーフの色を合わせるときはネクタイ・シャツのどちらかの色を使う
- ポケットチーフの色の合わせとかが面倒な方はペイズリー柄が万能に使えておすすめ
ちなみに紹介しているリネン素材のチーフは好きなのですが、色が日に焼けたり、手の汚れなどで黄ばみやすいのが難点ですね。
もし買う場合はそういったデメリットもあるので、参考になればと思います。