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ここ数年、10月になるとハロウィンの時期と当たり前のようになってきた(もしくは定着した)感が少しありますが、ハロウィンはいつから日本に伝わってきんだろうか?と少し思ったので調べてみました。

またハロウィンの本来の目的と、現在日本でのハロウィンは少しばかり違います。

今後、市場規模がクリスマスのように大きくなるのでしょうか?

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ハロウィンはいつから日本に?

ハロウィン自体は、もともと1970年代にはアメリカで行われる秋の伝統行事として日本には知られていたようです。

かくいう私が小さい頃、英語教室などでもハロウィン時期の10月になるとハロウィンパーティーをして、お菓子をもらっていたことを覚えています(1990年代後半)。

ハロウィンのルーツとは?
ハロウィンはもともとケルト民族(イギリス方面)の行事で、先祖を敬ったり、秋の収穫を祝うためのモノでした。日本でいうとお盆やお彼岸お月見。
その後、アメリカに伝わりました。

※アメリカではカボチャでジャックオーランタンを作りますが元々はカブでした。アメリカではカブはあまり栽培されていなかったため、その代用品としてカボチャを使ったのが始まりです。

ディズニー好きの方であれば分かると思いますが、東京ディズニーランドでは1997年からハロウィンのイベント(ディズニーハロウィーン)をやっていました。

※関西ではUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)の開業当初からハロウィンのイベント(今はハロウィンホラーナイト)はやっています。

しかしながら長らくは、ハロウィンは単なる外国の文化として一部の人に知られている程度だったと思います。

日本のハロウィンの仕掛け人はあのテーマパーク?独自に変化した日本のハロウィンとは?

しかしながら、2011年に関西にあるテーマパークUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)がハロウィンイベントをきっかけに、日本全国に2012年あたりを境に、ハロウィン関連のイベントが増えています。

実は、ハロウィンを日本の一大イベントにした経緯をUSJのCMOであった森岡毅さんの「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」の著書に詳しく書かれています。※この本はマーケティングの本です。


USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

本のハロウィンの部分を要約すると、9月~10月と言うのはテーマパークでも閑散期でもあるので、何か伸ばせる需要を作り出せないのかと考えた結果出てきたのがハロウィンだったのです。

今では、毎年8月末からテレビでハロウィンホラーナイトのCMが流れていますが、実はこのイベントが今の日本にハロウィンを根付かせるきっかけとなったという経緯が事細かく書かれています。

もちろん、その他にもここ数年のようなハロウィンが一つのイベントとして盛り上がりを見せるようになったのは、日本のコスプレが一つの文化として認知されるようになったのが理由だと思います。

ハロウィンいつから日本に?

※多分ですが、ここ数年の日本で取り組んでいるクールジャパンの影響もあると思います。輸出しているアニメ・漫画にはコスプレが絶対にセットでついてますからね。

そして日本で認知されだしたコスプレ文化とハロウィンの仮装やコスプレの部分だけうまく抜き取って、今のようなハロウィンになりだしているのかなぁという感じがします。

日本のハロウィンは本来のハロウィンの目的(先祖を敬う・収穫を祝う)ではなく、普段コスプレしない方でもコスプレをしてお祭り気分を味わうという印象がありますよね(特に渋谷とか新宿とか、友人のアメリカ人の反応を見ると日本人はクレイジーらしい)。

そしてまた本来とは違った形で地域によっては、ハロウィンをうまく利用した町おこし的なイベントなども行われています。

  • 野毛のハロウィンイベント
  • 青森弘前のハロウィンイベント

野毛のハロウィンイベント

野毛大仮装といって、簡単に言うと仮装して商店街でお酒を飲もうという取り組みです。

https://youtu.be/dgXGEzoWOhg

流石に私はリア充でもないですし、お酒は苦手なのでいけませんが、出会いを求めて行ったりお酒好きな人にはたまらないイベントですね。

一応イベントの主旨はハシゴ酒です。

詳しくは→野毛大仮装公式サイト

青森弘前のハロウィンイベント

ひろさきりんごハロウィンといって、一応は地域活性化のイベントですが、りんごの収穫祭を兼ねて行われているイベントです。

https://youtu.be/mj2_V_yJy4Y

ジャックオーランタンをリンゴで作ったりしているみたいです(画像は見つかりませんでした)。

ひろさきりんごハロウィン公式サイト

今後も何かしら日本の各地でハロウィン関連のイベントが増えそうですね。首都圏で有名なのは川崎のハロウィンパレードでしょうか?

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今後日本に入ってくる海外文化で普及しそうなのは?

またハロウィンのような海外の文化で、次に流行りそうなものとして挙げられているのはイースターなどがあります。

イースターエッグ

イースターはキリストの復活祭で、卵(※画像)やうさぎがイースターの象徴です。多分、そこに日本の会社が商機を見出すところかもしれません。

ただ時期が3月~4月(しかも毎年イースターの日は違う)なので卒業式や入学式など何かとイベントごとにかぶったりするので、そのあたりが難点かなぁと思います。

まとめ

  • ハロウィンが日本に伝わったのは1970年代
  • ハロウィンを根付かせたのはUSJ
  • ハロウィン関連のイベントが日本に定着し出したのは2012年ごろ
  • 日本のハロウィンは独自の文化に変貌している

ちなみに私の実家である京都では、もう十数年続いている北山ハロウィンというハロウィンイベント(名前のごとく京都市の北山で行われている)があります。

大学の近くであったこともあり、当時は存在自体は知っていたものの「一部の人のイベントだなぁ」という感じで冷やかに?見ていました。

ですが最近のハロウィンの扱われ方からすると少しは認知度は上がったのかな?と思います。

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