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革靴のシューズキーパー(シューツリー)ってどういった選び方があるのか?大抵はサイズが合うかどうかとか程度だと思います。

後は単純に、シューズキーパーの種類で選べばよさそうですが、機能的な面・履いている靴の素材によって多少選び方を工夫したほうが靴も長持ちします。

なので、少し細かくなっちゃうんですが、シューズキーパーのおすすめの選び方について書いてみました。

革靴の手入れの頻度はどれ位?2つの手入れを使い分けろ!?
革靴の寿命は何年?靴の製法で違う?

合わせて↑の二つもご覧いただければと思います。

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シューズキーパーの種類、シワを伸ばす以外で効果が少し異なる?

まずとりあえずシューズキーパーの種類は2種類あって、木製とプラスチック製に分かれます。

木製だと木(英語でツリー)なのでシューツリーと呼ぶのが一般的ですね。でそれぞれの特徴を上げていくと…

木製のシューズキーパー(シューツリー)の特徴

まず木製のシューツリーの特徴は、吸湿性があるというのが一番の特徴です。

簡単に言えば、プラスチックのシューツリーと比べて、木製のシューツリーのほうが一日履いた靴に含まれる汗などの水分を吸収して放出してくれるので、インソールが臭くなりにくいです。

値段の違いとしても、プラスチックのシューズキーパーと比較するとピンキリですが木製のシューツリーのほうが少し高価ですね。

ニスありニスなし論争

たまに靴好きの間ではニスありorニスなし(光沢があるかないか)かで論争になりますが、ニスありでも吸湿性はほとんど変わらないようです。

シューツリーのニスあり・ニスなし

左がニスあり、右がニスなし

あんまり私も考えたことがなかったのですが、ニスあり・なし両方持っています。

ただ個人的には、ベッタリ塗ってあって光沢がきつい(むしろまぶしい)ニスありシューツリーは、吸湿性があるのか少し疑問に感じますし、光沢面に傷がつくのが少し嫌な感じがします(ほぼ気持ちの問題です)。


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なので、仮にニスありでも光沢がギラギラしたのは少し避けますね汗。↑例で出して悪いですが、DASCOのナイトブリッジはギラギラ系です笑。

ちなみにニス無しのシューツリーはカビが生えるといいますが、7~8年使っていますが、生えたことは私はありません。

プラスチックのシューズキーパーの特徴

そしてプラスチックのシューズキーパーの特徴としては木製と比較してまず吸湿性はありません。価格的にも木製よりも安価です。

安すぎるプラスチックのシューズキーパーは要注意?

そして注意したいのは安すぎる値段のプラスチックのシューズキーパーです。

プラスチックでも安価なものは、ポリプロピレンなど使われているので、劣化していくとニオイがしてくることがあります(よくワキガ臭と似ていると言われます))。

とは言っても、あくまでも安価なプラスチックの場合であって、スコッチグレインなどの少し高めのプラスチックのシューズキーパーであればニオイの心配はそこまでしなくていいです。

スコッチグレインのシューズキーパー

名前は忘れてしまったのですが、プラスチックでも比較的劣化しにくい何とか樹脂を使っているらしく、甲部分など空気を循環させる穴も開いていたり、表面もザラザラした質感にしてあるので、水分などは蒸発してくれそうな感じはあります。

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シューズキーパー選びは革靴の皮の素材で選ぶべし!?

↑で挙げたような木製やプラスチックなどのシューズキーパーの素材の特徴を考えて選ぶのでもいいのですが、自分が履いている革靴の皮の相性を考慮して選んだほうがいいと思いいます。

端的に言うと、シワなどはどちらでも効果は変わらなく、問題はニオイです。

例えば、合成皮革の皮ではなく、本物の牛革を使った革靴の場合は革自体に通気性があり(毛穴がある)、プラスチック製のシューズキーパーを使っていても、実はそんなに臭くなりません。

シューズキーパーと靴の臭くなりにくい組みあわせ

分かりやすく軽くランキングっぽくしてみるとこんな感じですね。※靴底の素材については今回は無視します。

  1. 本皮の革靴×木製(一番靴が臭くなりにくい!)

  2. 本皮の革靴×プラスチック

  3. 合皮の革靴×木製

  4. 合皮の革靴×プラスチック(一番靴が臭くなりやすい!)

なので、合成皮革(毛穴などがなく通気性は本革に比べると乏しい)の革靴を履くなら、実は木製のシューツリーを使用したほうがいいんですよね。

革靴の履きわます頻度によって違う?

ただ結局なところ、革靴の何足程度で履きまわすかでも違ってきます。

例えば合皮の革靴を1週間で3足で履きまわしているなら、シューズキーパーはプラスチックでいいと思います。雨の日に履いたというならば例外ですが、1日置けば革靴に染み込んだ汗は蒸発しています。

なので、↑のランキングで言ってる一番靴が臭くなりにくい本皮の革靴×木製シューツリーの組み合わせでさえも、毎日ガシガシ履いていればあんまりシューツリーの吸湿性の効果がないわけです。

シューズキーパーを買うときの注意点とは?ネジとバネどちらかいいか?

なので、シワも含めニオイなどが気になるなら断然木製のシューツリーがいいわけなのですが、買うときの注意点があります。

買うならバネ式

まずは買うならネジ式タイプのツリーよりもバネ式です。

シューツリーバネ式とネジ式

ネジ式のツリーはジャストフィットできるのが良さですが(ジャストフィットさせたと思ってもネジが緩いとずれてくる)、その都度ネジをまわしたりするのが面倒だったり、また高価なネジ式のシューツリーでも、金属ネジ部分と木の部分が削れて摩耗していくことがあります。

バネだと踵部分が伸びそうとかよく思われる方もいますが、まず踵部分のラインイングの箇所に芯地が使われているので伸びません。

もちろん、かかと部分のライニングがはがれて一緒に芯地がとれっちゃったみたいな状態であれば、バネ式のシューズキーパーを使うと少し話は違って、革が伸びてくる可能性があるかもしれないですね。

甲部分の作りも重要?

また足の形が幅広の方は、甲部分の形状を変えられるシューツリーのほうがいいですね。


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理由としては、英国製のグッドイヤー製法の甲高幅狭の靴の場合、幅広の草履足の日本人がそういった甲高幅狭の靴を履くと横幅部分の革も伸びてきてきます。

そういった場合、甲部分一体型のシューツリーを革靴にセットしても履き皺がシューツリーを入れても伸びきらないことがよくあります。特に高級靴とされる純正シューツリーに甲部分が一体型のものは多いですね。

まとめ

  • シューズキーパーには木製とプラスチック製の2種類ある
  • シューズキーパー選びは牛皮or合皮で選び方が変わってくる
  • シューツリーはネジ式よりもバネ式のほうが扱いやすい

ちなみに木製のシューツリーだと、プラスチックのシューズキーパーに比べると重量が重いです。

その為、それなりに靴の数を持っていると引越しの時とか案外大変だったりします。

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