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お盆とお彼岸の違いについて、聞かれてもなかなか分からないですよね。季節が違う程度しか知らない方も多いかと思います。

簡単に言うと先祖の霊に会うか会わないかっていう違いです(多分??だと思います)。

もちろんお供えするものなども違いますし、由来なども諸説ありますが簡単にまとめてみました。

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お盆とお彼岸の違いは先祖の霊をどう扱うかで違う

まずお盆とお彼岸の違いは、以下のような違いがあります。いずれにしても先祖の霊を供養することに変わりはありません。

  • お盆…先祖の霊を家に迎え入れる
  • お彼岸…先祖の霊を極楽浄土の方角に向かって偲ぶ

多分??と思うので、特にお盆の例でいえば、京都の8月のお盆の時期に行われる五山の送り火(通称:大文字焼き)で説明すると分かりやすいですね。

五山の送り火と太陽

送り火は、お盆の時期に一度家に招き入れた先祖の霊を、また送り出すという意味で行われます。なのでお盆は先祖の霊を迎え入れるというのが分かると思います。

変わってお彼岸は極楽浄土があると言われる真西(太陽が沈む方角)に向かって、極端な話を言えば、先祖のことを思い偲んだりするだけでいいのです。

ですので簡単に言えば、お盆は先祖の霊に会うお彼岸は先祖の霊を偲ぶ(思う)という形になるわけです。

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お盆もお彼岸も由来は中国?

またお盆もお彼岸も中国から伝来したものといわれますが、もともと日本にあったとも言われています。

特に諸説ありますが、お彼岸に関しては日本で発展したとも言われています(お盆は神道で行われていた)。

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お彼岸は日本古来からあった?

古来から日本は太陽信仰(天照大神…アマテラスオオミカミ)があり、太陽に向かってお祈りをしていました。それを日に願うと書いて日願(ひがん)と読んでいたそうです。

その日願が奈良時代から仏教の彼岸(仏教用語で極楽浄土を指す)とあわさり、仏教と古来からある日本の太陽信仰がミックスされ今のお彼岸になりました。

ちなみにお彼岸は年に2度、春と秋にあります。

お彼岸が春と秋にある理由

お彼岸が春と秋にある理由は、春と秋の太陽が真西に沈み、極楽浄土のある方角(真西)がはっきりとわかるためです。

お盆とお彼岸ではお供え物も違う?

補足ですが、お盆とお彼岸ではお供えする食べ物も違います。

  • お盆…積み団子
  • お彼岸…おはぎやぼたもち

積み団子とおはぎ

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大まかにお盆は団子、お彼岸はおはぎやぼたもちという感じで覚えておくといいですね。

特に果物などやお菓子などは制約はないので、それぞれの季節の旬の果物や土地のお菓子などをお供えするという感じですね。

お盆の団子は宗派によって違う

またお盆の団子に関しては、迎え団子や送り団子などもあり仏教の宗派などによって色々と違ってきます。

私の家は特に気にしたことはありませんが、厳密に守らなければいけないお家の方はおられるかもしれないので注意が必要ですね。

まとめ

  • お盆もお彼岸も先祖の霊を供養する意味では同じ
  • お盆は先祖を迎え入れ、お彼岸は先祖のことを偲ぶ
  • お盆のお供え物は団子、お彼岸はおはぎ

いかがでしたでしょうか?

お盆もお彼岸も色々調べてみると、結構ややこしいですよね。

いずれにしても先祖の霊を敬ったり供養することに違いはないので、季節の違いや供え物の違いがあるんだという程度に覚えておくといいですね。

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