ネクタイの収納・保管方法について色々な方法があると思いますが、収納面を考えれば個人的にはネクタイハンガーが一番だと思っています。
ネクタイを丸めて収納するのもありですが、ネクタイにとってはハンガーで吊るすことのほうが長持ちさせるには必須です。
またハンガーにかけるときのコツも紹介しています。一つのネクタイの収納アイデアとして参考になればと思います。
ネクタイの収納方法はハンガーにかけるのが基本?
まず初めにネクタイの収納する方法としてネクタイハンガーにかけるのが基本です。理由としては以下の2つですね。
- ネクタイのシワをとる
- ネクタイの歪みを治す
ネクタイのシワをとる
まず分かりやすい理由としてはネクタイハンガーにかけることによりシワをとるのが目的です。
重力や重ねることにより重みでシワをとります。
また収納面の話をすればネクタイハンガーにかけることにより、縦の空間を上手く利用できるのでスペースを有効に使えますよね。
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ちなみに私が使っているのは↑サワフジさんのノンスリップハンガーです。8年以上は使ってます。
ネクタイの歪みを治す
そしてもう一つの理由としては、ネクタイの歪みを治すためにネクタイハンガーにネクタイをかけます。
ネクタイには↓のようなたるみ糸があり、1日中締めたネクタイはこのたるみ糸に強いテンションがかかっている為、多少ネクタイの生地が歪んでいます。
※ネクタイのたるみ糸であそびを作ることによって、ネクタイ生地の歪み以外にも生地への負担がかかりにくくなるので、長持ちしやすくなります。
その為、ハンガーにかけることによりネクタイのたるみ糸を伸ばし、生地の歪みを治します。
ですので、このネクタイの歪みがとれていないと、上手くネクタイが結べない、ネクタイの緩みなど(すぐにずり落ちてくる)の原因にもなります。
また一番最後に触れますが、丸めるだけでもネクタイのシワは取れますが、ネクタイの歪みとたるみ糸は丸めるだけでは治りません。
ネクタイの収納|ネクタイハンガーにかけるときのコツ
とは言っても、ただ単にネクタイハンガーにかけとけばいいというわけではありません。実際、ネクタイハンガーにかけるときのコツとして私が気を付けているのは2つあります。
- なるべく風通しのいい場所にネクタイハンガーをかける
- ネクタイの種類によってネクタイをかける場所を固定する
なるべく風通しのいい場所にかける
まず1日締めたネクタイは汗を大量に吸って染み込んでいるので、なるべく汗の水分を蒸発させるために風通しのいい場所にネクタイハンガーをかけます。
私がやっている工夫としては、↓のように一本だけ別のところにかけておきます。汗が染み込んで湿った状態のネクタイを他のネクタイに重ねると良くないので、まずはネクタイハンガーにかけないようにしています。
1日だけ置いておきます(もしくは一晩だけかけて翌朝ネクタイハンガーにかけます)。
ちなみにこの方法は、ネクタイハンガーを風通しのいい場所に置けない人にはちょうどいい方法ですね。
また私はやりませんが、1日締めたネクタイをベランダにかける人もいます。湿り気をとるためにハンガーの下にタオルをかませたりするみたいです。ただ私のベランダでは多分風で落ちてしまいますね笑。
水気や日差しも避ける
ちなみにファ〇リーズなどの芳香剤系の消臭スプレーはスーツのクリーニングの頻度の記事でも言っていますが、ネクタイ生地を痛めますし、汗とスプレー内の成分(主に酵素)が化学反応でシミが出来たり、生地の変色の原因になります。
また日差しなどにあてると、シルクの性質上黄色に変色しやすくなるので気を付けましょう。
ネクタイの種類によって場所を固定する
そしてなるべく厚めのネクタイ(ジャガード織など)を下に薄いネクタイを上に重ねるようにしています。これをやる理由は薄めのネクタイを下に重ねて生地がペッタンコになるの防ぐためです。
もちろん重ねても痛むというのはそこまでないですし、時間が経てばシルクのハリが戻ってくるので問題ありません。
ですがローテーションでネクタイを毎日変えている人などはいざハンガーからペッタンコのネクタイを締めるとなると、結構締めづらいです。特にディンプルとかは作りにくいと思います。
参考記事:ネクタイの結び方おしゃれな締め方は3種類のディンプル?
※左がセッテピエゲのネクタイです、裏に芯地が無いので非常に薄いです。
またネクタイの選び方の記事でも少し触れていますが、セッテピエゲなどのネクタイはペラペラで薄めの為、薄めのネクタイ用のハンガーにするか、列をそれだけに固めたりしますね。
ネクタイの収納で丸めるケースもあり
ちなみに例外ですが、ネクタイを丸めて収納することもあります。
例えば、以下のような時ですね。
- ネクタイのシワが取れない時
- ネクタイの素材がシルク以外の時
- 常時使用するネクタイはハンガー、季節モノのネクタイは丸めて収納しておく
ネクタイのシワが取れない時
まずはネクタイによっては、ハンガーに吊るしても取れないシワがあります。そういった場合のみ丸めます。
ネクタイの表地のシワはハンガーにかけるよりも丸めたほうが取れます。※↑で触れてるようにネクタイのたるみ糸は丸めても戻りません。
1日丸めるだけでもシワはとれるので、そのままハンガーにかけます。
ネクタイの素材がシルク以外の時
そして次に素材がシルク(絹)以外の時に丸めて収納することがあります。素材別に言うとこんな理由です。
- ウール(毛)混紡はハンガーで重ねると摩擦で毛羽立つ
- リネン(麻)はシワが取れにくい
- コットン(綿)混紡は重ねるよりも丸めたほうがふんわりする
またニットタイはネクタイハンガーにかけると、生地が伸びてしまうので丸めて保管します。
常時使用するネクタイはハンガー、季節モノのネクタイは丸めて収納しておく
そして最後に常に使うネクタイをハンガー、素材など関係なく季節感が違うネクタイは丸めて収納しておきます。
シルクのネクタイでも季節感がそれなりにあるので、春にこの色のネクタイはしないなぁとかそういったネクタイは丸めて収納して保管します。
なるべくなら通気性のある木箱などがベターですが、プラスチックの大きいケースなどでもOKです。↓の記事でも触れていますがシルクは虫食いされることも十分あるので防虫剤や吸湿剤を入れておきましょう。
→大学生の入学式のスーツどういった色や柄が理想?買うなら安いスーツ?
まとめ
- ネクタイを収納するならハンガーが必須
- ネクタイハンガーにかける前に汗を乾かしてからハンガーにかけましょう
- シルク以外の素材なら丸めて保管もOK
ちなみに100均で買ったネクタイハンガーは、重さに耐えきれず何回も壊れています。
最終的に↑の画像でも見せているサワフジのノンスリップネクタイハンガーが頑丈でおすすめです(8年ぐらい持っているので間違いないです)。