自転車通勤の距離の限界って人それぞれなのですが、漕ぐ自転車によって距離の限界というか目安などというのはそれなりに変わってきます。
私自身はママチャリ、マウンテンバイク、クロスバイク、ロードバイクと自転車通勤を経験しているので多少参考になるかもしれません。
自転車通勤の距離限界とは?自転車の選び方次第で変わる?
まず基本的には各個人の体力次第と言えることですが…分かりやすい答えとしては乗っている自転車とどの位の通勤時間かで距離は変わってきます。
例えば、通勤時間を30分と60分で信号のストップアンドゴーの時間、街乗りなども苦慮して軽めに表にしてみました()。
自転車通勤の距離-自転車別の時間
60分がそれぞれの自転車の時速です。ミニベロは論外にしています(ギアによっては無変速のママチャリよりも、速いミニベロはありますが今回は省いています)。
自転車の種類 | 30分 | 60分 |
---|---|---|
ママチャリ(マウンテンバイク) | 7.5km | 15km |
クロスバイク | 10km | 20km |
ロードバイク | 12.5km | 25km |
ちなみに私が今乗っているのはマウンテンバイク※で、現在は6.6kmの平坦な道を自転車通勤をしていますが、約23~25分程度でオフィスにつきます(無変速のママチャリだともう少し遅いとは思います)。
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※以前はロードバイクを乗っていましたが、盗難にあってしまったので、盗まれるのはさすがに嫌で、ママチャリ→マウンテンバイクと今は落ち着きました。
単純に計算すると時速約15~16kmほどですが、信号待ちや街乗りで色々なところに気を配りながらの減速なども考慮するともう+2km位の速度は出ているのかなぁと思います。
もちろん↑で挙げたのは平均速度から考えての通勤時間での距離の例なので、人によってはもっといけると思います。ロードバイクは少し少なめに見積もりましたが、下り坂が多いor大きい道路が多い経路はスピードが出しやすいので1時間で30km程度の距離はMAX走れます。
ただママチャリで1時間15kmを通勤するのは、正直現実的ではないでよすね。
自転車通勤は距離よりも体力が問題?
それなりの距離を走るとなると問題なのは、自転車の性能によって同じ距離でも使う体力はかなり違ってくるところです(ママチャリで15kmは非現実的)。
極端に言えばですがママチャリで6km走るのと、クロスバイクで6km走るのでは、クロスバイクのほうが消費する体力(通勤時間も)が少なくなるんですよね。
特にママチャリの場合、前傾姿勢に限界があり、顔や体にもろに空気抵抗で風を受けるので、めっちゃ体温が下がって体がすごくだるくなります。ちなみにスピードを出すと空気抵抗は強くなるので、この風って自転車通勤の時の隠れた罠なんですよね。
ママチャリでもそれなりにスピードは出せる?
一応ママチャリでも、月曜から夜更かしで有名な株主優待で生活する桐谷さん※レベルのスピードを出せるみたいです。最高時速48km出ているらしいです(平均は時速30~40km程度だと思います)。
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桐谷さんは運動能力も高く東京の大きい道路で、かつ自転車専用の道路を猛スピードで走っています。しかも路上駐車の取り締まりが厳しい地域を走っているので、信号で止まることが少なければ、相当なスピードが出せます。
ただ桐谷さんの立漕ぎは非常につかれるので、あれでよくボーリングができるなぁと思います(まぁ結局、桐谷さんは映画で眠るというパターンが多いんですが)。次元が違います。
距離関係なく自転車通勤はキツイ通勤経路とは?
で話を戻すと、基本はクロスバイクやロードバイクを使えば距離などは体力的に関係なくなるのですが、問題は上り坂なんですよね。個人的には朝の通勤時に上り坂はきついです…
以前私は、東京文京区の茗荷谷に住んでいたのですが、会社が御茶ノ水にあり通勤経路には上り坂と下り坂が両方ありました。
- 茗荷谷
- 後楽園(東京ドーム)
- 御茶ノ水
分かる人はいると思いますが、↑という経路なので、まずは茗荷谷から後楽園で下り坂、後楽園から御茶ノ水までまた上り坂(本郷の坂)なので、行きも帰りも上り坂があり、3.3kmほどですが今現在の6.6kmよりもきつかったです。
都道301号線のと春日通りの坂です。滑らかですが地味にきつい坂です。
もちろん自転車通勤を継続していくと、運動能力が上がって汗の量が減ったり、また通勤経路に坂等があっても最初はきつくても楽に超えられるようになります。
ただ常に体調が良いというわけにはいかないので、なるべくなら性能のいい自転車に乗ったほうが自転車通勤は継続はしやすいと思います。
自転車通勤が長距離だと案外困ること
後少し個人的にですが、長距離(時間も含めて)だと案外困ることがあります。
熱気がすごい
自転車を漕いだ後は、アフターエフェクト効果で私は最低でも30分は体が火照っています(個人差がありますが、長い距離を走るとより長く体が火照る感じです)。
参考記事:ウォーキングの消費カロリーはどの位?消費しやすい歩き方とは?
~さん熱気がすごいです…みたいなことをよく言われます。
なので自転車通勤で朝ギリギリの時間で漕いでいくと、汗だくで会社の人間に会わなければなりません。なので始業時間よりも早めに行くことが多いです。
ただそれだけでなく、夏になると始業時間ギリギリに行くとすでにクーラーがついているので、汗で体が冷え、午前中はガクガクブルブル震えながら仕事をこなさなけらばいけなくなります(それで風邪をひいたことが多いです…)。
スーツのスラックスが持たない
↓の記事でも書いていますが、スーツの場合だと、スラックスが先にダメになってしまいます。漕ぎ方か悪いのか分かりませんが…(通勤用の服装に着替えられるんであれば関係ないです)。
カジュアルなスタイルでも、薄いジーンズ(ユニクロ等)やストレッチの効いていないパンツなどは破けるのが早いように感じますね。なのでスーツで自転車通勤する場合は、ツーパンツスーツ(スラックスが2本ついているスーツ)にするだけでも大分違うと思います。
百貨店や量販店の2着セールのスーツで安く買えるので、そういった時に揃えるのもいいですし、既成スーツのパターンオーダーでスラックスを一本余分にオーダーなどもできます。
まとめ
- 自転車通勤の距離の限界は漕ぐ自転車で変わる
- 自転車通勤の距離が同じでも自転車の性能がいいと使う体力は半減する
- 自転車通勤を長距離の場合はスーツ通勤はスラックス2本のツーパンツスーツがおすすめ
都会の駐輪場だと、雑居ビルの1階を無理やり駐輪スペースにしている場所が多いのでかなりぎゅぎゅう詰めで置くことが多いので、管理人のいないところだと良い自転車は平気で持っていかれます。
私も自転車通勤を始めるにあたってロードバイク(完成車)を買ったのですが、結局盗まれてしまったので、最終的には盗まれにくそうなマウンテンバイクに落ち着きました。