スーツのワイシャツの選び方は人それぞれあると思いますが、基本的に私が気をつけているポイントは着ているスーツのVゾーンにそのワイシャツが合うかどうかというところです。
もちろんそれだけではありませんが、ビジネスで着るワイシャツの場合、職種によっては色々な制約があったりすると思います。
なので他にも、白のワイシャツの案外気がつかない生地の種類等…についても書いているので参考になればと思います。
スーツのシャツの選び方-スーツの胸のVゾーンで選ぶべし?
まずスーツのシャツの選び方で覚えておきたいのは、自分が着ているスーツのVゾーンでシャツの襟の形を選ぶのがベターです。
シャツの襟先はなるべく見せないのがベター
簡単に言えば、なるべくシャツの襟先が見えないようにするのが基本です。この襟先を見せないほうがいいといわれている理由は諸説あるのですが、実は確かなことは分かりません汗。
ただ市販で売られているワイシャツは、こういった襟先が見えるレギュラーカラーが多いですね。
最近のスーツではほぼこういったVゾーンは広めに作られている(特に首回り)ので、実はレギュラーカラーとの相性はよくありません。
そもそもスーツはスリーピースで着ることが当たり前だったのでウエストコートを着ているとレギュラーカラーでも襟先は綺麗に収まっていました。
左がセミワイド、右がレギュラー。
画像参照元:クールビズのシャツの着こなしは襟が重要?軽やかさが大事?
他にもこういった襟先が見えるワイシャツの場合、ネクタイのノットの収まりがどうしても悪くなるということもあるので、襟先が見えないワイドカラー(ワイドスプレッド)やセミワイドカラー(※↑画像の左)のワイシャツを買うことをおすすめします。
参考記事:ネクタイの結び方おしゃれな締め方は3種類のディンプル?
例外的なシャツの選び方
またすごく例外的ですが、稀にマオカラーと呼ばれるスーツの襟が立っているスーツもありますが、こういった場合はスタンドカラーのワイシャツが相性がいいですね。
さすがにご年配の方が着るようなスーツとシャツの種類なので、こういったシャツの襟もあるんだなぁという程度に覚えておいてください。
関連記事:スーツの襟の種類は何種類?襟の形を見れば流行が丸分かり?
スーツのシャツの色は白でも選択肢は多い?
またワイシャツといえば、基本は白を選ぶと思いますが、白一つとっても素材や柄などにも様々な種類があります。
分かりやすいモノとして以下の4種類を挙げてみました。
- ブロード
- ストライプ
- オックスフォード
- チェック
ブロード
まずブロードは平織のワイシャツ生地です。
スリム 長袖 ワイシャツ 形態安定 レギュラー 白無地 ブロード
一般的なシャツに使われている素材で、ポプリンとも呼ばれます(薄手の平織をポプリン、厚手の平織をブロードと使い分けされる素材です)。
オックスフォード
ブロードやポプリンと同様、平織の素材ですが、表面は粗く生地は厚めです。
カジュアルな素材なので、ボタンダウンの襟によく合わせているシャツが多いです。
少しビジネス寄りのものなら、ピンポイントオックスフォード、ロイヤルオックスフォードなどの素材のシャツがあります。
個人的にはアイロンをかけにくい素材ですね笑。
ストライプ
織柄になっているストライプ。フランス綾(カルゼ)とも呼ばれます。
ワイシャツ メンズ 長袖 形態安定 標準型 marelli ボタンダウン 接触冷感 吸水速乾 ホワイトドビーストライプ [P12MRB219]
またこういった織柄ストライプのモノで、ヘリンボーンストライプのワイシャツもあります。
チェック
ジャガード織のもので、表面にチェック柄や格子柄などをあしらった織柄のワイシャツもあります。
他にもツイルやシャンブレーなどのボイル、ローンなどの素材もありますが、上で挙げたワイシャツの素材を覚えておくだけでも白シャツだけでも(もちろん白以外のワイシャツでも)着こなしに幅が出ます。
スーツのシャツの選び方で覚えておきたい長持ちさせられるシャツの種類とは?
またワイシャツを買っても、すぐに襟の首回りやカフス部分が黄ばんできたり、擦り切れてくるので、どうしても消耗品になりがちです。
そういったワイシャツを消耗品になるべくしたくない方におすすめなのがクレリックシャツです。
クレリックシャツは襟部分と袖のカフス部分を別布にしているために、汚れたり擦り切れたりすれば取り換えができます。※百貨店のオーダーシャツなどでクレリックシャツを作ると、オプションで何千円かで取り換えができます。
普通のシャツがクレリックシャツに変わる?
既成のワイシャツ売り場などでは、リフォームなどは受けてくれませんが普通のストライプのワイシャツなどを、服やワイシャツのリフォームの専門業者に頼めば、クレリックシャツにしてくれたりもします。
個人的には1枚¥3,000程度であれば、消耗品として買い換えたいところですが、¥10,000ほど超えるようなブランド物のシャツであれば捨てられませんよね。
ですので、ボディは綺麗なのに襟や袖のカフスが汚れていて、捨てきれないワイシャツなどはいっそクレリックシャツにしてみてもいいかもしれませんね。
まとめ
- スーツのシャツの選び方は襟先が見えないカラー(ワイド・セミワイド)を選ぶべし
- 白シャツでもオックスフォード、ストライプなど素材で見え方が変わる
- クレリックシャツなら襟とカフスを変えれば長く着れる
ちなみにワイシャツの形態安定は生地がシワになりにくい分、生地が分厚く夏向けではありません。
また夏向けの形態安定だとポリエステル混紡でモノによっては黄ばみやすく当たり外れがある印象です。